ヒゲ脱毛の効果が出ないのはなぜ？ 効果を高める方法を解説

ヒゲ脱毛の効果が出ない！

「ヒゲ脱毛に通っているけど効果が出ない！」と悩んでいませんか？
ヒゲ脱毛を行なっても期待した効果が得られないと、高いお金を払っているだけに、不安になってしまいますよね。
しかし、ヒゲ脱毛で効果が出ない時には必ず原因があります。
そして、それに対する対策をしっかり行えば、間違いなく脱毛の効果を得ることができます。

そこで、この記事では、「ヒゲ脱毛の効果が出ない原因とその対処法」、「ヒゲ脱毛の効果を高める方法」について解説していきます。

現在、ヒゲ脱毛の効果があまり感じられないのであれば、この記事を参考にしてみてください。

施術してから毛が抜けるまでの流れ

まずはじめに施術後から毛が抜けるまでの流れを解説していきます。
脱毛機の光を照射して施術をする、「光脱毛」や「レーザー脱毛」は、光を照射すると毛の黒い色素を伝って、毛を生成している毛根の細胞に熱でダメージを与えて脱毛していきます。

その後個人差はありますが、照射後１～２週間で自然にポロポロと毛が抜け落ちていくので、自然に抜け落ちるのを待ちましょう。

ヒゲ脱毛をしても効果が出ない原因

ではヒゲ脱毛をしても効果が実感できない原因を解説していきます。

脱毛回数が少ない

ヒゲ脱毛に通う回数が足りていない場合、効果を実感することができません。
脱毛効果を実感できるまでの一般的な目安は、レーザー脱毛なら約5回、光脱毛なら約10回といわれています。

レーザーや光の熱は、成長期のヒゲにしか反応しません。しかし、成長期のヒゲは全体の約20%しかないので、ヒゲ全体を脱毛するには複数回通う必要があります。
またヒゲは太くて毛量も多く、1回の照射で毛根を破壊しきれないので、効果を実感できるまでの回数も多くなります。

しかし、回数を重ねれば、必ず全体の毛量は減っていきます。
現在1～2回くらいしか施術を受けていない人は、まだ回数が足りないので、最低3～5回は施術を受けるようにしましょう。

施術後から数日しか経っていない。

施術後すぐにヒゲが抜け落ちる訳ではありません。
もし施術を受けたのが、数日〜１週間前程度なら、効果を期待するには早すぎます。

施術後ヒゲが抜け落ちるまでの1ヶ月の経過目安がこちらです。

経過時間	ヒゲの状態
施術直後	肌が一時的に赤くなり、ヒゲは抜けない。
1日後	赤みは治るが、ヒゲは抜けない。
２、3日後	ヒゲがポロッと抜け落ちることがある。
１週間後	ヒゲがポロポロ抜け落ち始める。
10日〜３週間後	ヒゲが抜け落ちる。
１ヶ月後	他の箇所から新たなヒゲが再生しだす

レーザーを当てたからといって、翌日や数日で毛が抜け落ちることはありません。毛根にしっかりと熱エネルギーが届いていても、肌の表面上にヒゲが浮き上がってくるには、約1～2週間の時間がかかります。

まだ数日しか経っていない人は、効果を急ぎ過ぎていないか振り返ってみてください。

レーザーや光の出力が弱く設定されている

レーザーや光の出力が弱いことも、原因の一つです。
出力が高いほど高い効果が期待できる反面、肌トラブルや強い痛みを伴うリスクを含んでいるため、肌が弱い方や痛みに不安のある方は、施術者の判断のもとで出力を弱く設定されている可能性があります。

特に、体験脱毛では肌トラブルのリスクを防ぐために、低めのレベルで照射を行うサロンやクリニックがほとんどです。
きちんと通っているはずなのに、効果が実感しにくい場合は、出力の程度がどれくらいかスタッフに確認してみましょう。

毛周期に合わせて通えていない

脱毛に通うとき、大事なのが「毛周期」です。これは、ムダ毛が生え変わる周期のことで、「成長期→退行期→休止期」の順に生え変わっています。
先ほども少し話が出たように、脱毛の光やレーザーは成長期の毛にしか反応しないので、成長期以外のタイミングで施術しても、ほとんど意味がなくなってしまいます。

一般的にヒゲは、1〜2ヶ月くらいの周期で通うのがちょうどいいです。これよりも短いと効果が薄くなるので、このくらいの期間は空けるようにしましょう。

肌が乾燥・日焼けしている

肌が乾燥していると、角質が分厚くなり、効果を感じにくくなります。
さらに日焼けをしていると、肌にメラニン色素が増え、レーザーや光が過剰に反応してしまいます。その状態で、出力を上げると、強い痛みや肌トラブルの原因にもなるため、出力を抑えて放射することになり、効果が薄れてしまいます。

紫外線を浴びると、肌が乾燥・日焼けしてしまうので、しっかり効果を実感するためにも、施術前後は紫外線対策や保湿ケアを心掛けましょう。

ヒゲ脱毛の効果を高める方法

これらの原因をふまえて、ヒゲ脱毛の効果を高める方法を解説していきます。

毛周期を守り、継続して通う。

ヒゲ脱毛は１〜２ヶ月ごとに１回通うのが好ましいです。
クリニックやサロンが次の予約時期を指定してくれると思いますが、もし指定がない場合は確認するようにしましょう。

また、十分な回数通うことも重要です。完全にツルツルにしたいなら8回〜10回以上、全体的に毛量を減らしたいという人も最低5回は施術を受けましょう。

毛抜きでヒゲを抜かない

毛抜きでヒゲを抜くと毛根まで熱を伝える導火線がなくなってしまい、レーザーや光の効果を発揮することができなくなります。現時点でヒゲを抜いてしまっている場合は、少なくとも1ヶ月ほど期間をあけてヒゲ脱毛をしましょう

また、毛抜きは「毛周期」を狂わせる原因にもなります。毛抜きやワックスなど毛根から引き抜いて毛周期を狂わせる処理方法は取らないようにしましょう。

スキンケア・日焼け対策を徹底する

普段から肌の状態を良くしておくことで、脱毛効果を最大化することができます。
保湿と紫外線対策を徹底して行うようにしましょう。

保湿は、洗顔をした後、化粧水と乳液を塗るだけでも十分効果的です。朝・夜のスキンケアを欠かさないようにしましょう。

また、天気の良い日は、日焼け止めクリームを塗りましょう。
日焼け止めクリームを選ぶ場合は、SPFの値に注目することが大事です。軽いレジャーであればSPF30前後の物を、海に行く場合はSPF50前後の物を選ぶことをおすすめします。

乾燥や日焼けすると、しばらく脱毛が受けられなくなってしまったり、レーザーの出力が十分に出せなくなってしまうので、普段からの対策を怠らないようにしましょう。

何度通っても効果が出ない原因と対策

毛周期を守って、十分な回数脱毛に通っているのに効果が出ない、と悩んでいる人もいると思います。
ここからはその原因と対策を解説していきます。

照射漏れしている可能性がある。

部分的にヒゲが抜けていない箇所があるなら照射漏れの可能性が高いです。
照射漏れとは、肌の一部分にだけ光が当たらず、ムダ毛が残ってしまっている状態のことです。
どんなにスキルが高い施術者でも、レーザーの種類によって、照射漏れする可能性はあります。特に照射口の形が丸いレーザーは、隙間ができて照射漏れが起こりやすいです。

照射漏れがあれば、無料で再照射してもらえるサロンやクリニックがほとんどです。無料で再照射をしてもらえる期間が決まっている場合もあるので、早めに相談するようにしましょう。

レーザーや光の波長が肌に合っていない。

ヒゲの毛根は深い位置にあるため、波長の短いレーザーでは光線が届かない可能性があります。何度も通っているのに効果を感じられない場合は、脱毛機の変更も検討してみてください。

レーザー脱毛機は大きく分けて、「ダイオードレーザー」、「アレキサンドレーザー」、「ヤグレーザー」の3種類に分類されます。

各レーザーの特徴を表で解説します。

レーザーの種類	波長	痛み	効果
ヤグレーザー	1,064nm	強	◎
ダイオードレーザー	1064nm ～755nm	弱	○
アレキサンドレーザー	755nm	中	△

肌質や毛質に合う脱毛機を使えば、効果が出やすいです。
今使っている脱毛機で効果がないなら、「脱毛機を変えてみたい」とクリニックに相談してみましょう。

ヒゲが再生している

稀にですが、一度脱毛した箇所から少量の毛が再生する場合があります。レーザーや光の波長が合わず、ヒゲが増毛化したり、産毛が硬毛化するリスクを含んでいるからです。
万が一ヒゲが再生した場合、多くのサロンやクリニックで無償・安価で再脱毛してくれるので、再生した場合は脱毛した店舗へ相談しましょう。

まとめ

ヒゲ脱毛は正しく受ければ必ず効果が出ます。
「効果が感じられない…。」と悩んでいる人以下の点をチェックしてみましょう。

• 効果を急ぎすぎていないか
• 脱毛回数は十分か
• レーザーや光の強さ、波長は合っているか
• 毛周期に合わせて通っているか
• 毛抜きでヒゲを抜いていないか
• 普段のスキンケアを怠っていないか
• 照射漏れの可能性はないか

これらの点をしっかり守り、ヒゲ脱毛の効果を最大化させましょう！