脱毛で聞く毛周期って？効果的に脱毛するために最重要！

「毛周期」とは？

毛周期(もうしゅうき)とは、体毛が生えてから抜けるまでの一連のサイクルのこと。
大きく成長期、退行期、休止期の3つの期間に分けられます。

毛周期の3つの期間

成長期

毛母細胞と呼ばれる細胞が毛乳頭(毛根のいちばん根元の部分)から栄養を吸収し、細胞分裂を繰り返すことで毛が成長していく期間です。
光脱毛やレーザー脱毛の施術が最も効果を発揮するのはこの期間の毛です。

退行期

毛母細胞の細胞分裂が止まり、毛乳頭と毛の結合が弱まる期間です。毛が毛根から離れ始めているため、この時期の毛を引っ張ると簡単に抜けます。

休止期

退行期で毛根から離れた毛が完全に抜け、次の毛を生やす準備をしている期間です。

次の毛のもとになる「発毛因子」が皮膚の下にある「バルジ領域」から発生し、細胞分裂を繰り返しながら毛穴の下の方へと移動していきます。
この発毛因子が次の毛母細胞となり、毛根に定着するとまた成長期が始まります。

部位ごとにちょっとずつ違う毛周期

同じ体毛でも、生える部位によって少しずつ毛周期が違います。

顔

顔の毛の毛周期はおおよそ2ヶ月といわれています。他の部位よりも毛の伸びるスピードが遅いのが特徴です。

腕・脚

腕や脚の毛周期は約3～6ヶ月。毛が皮膚の表面に出てきてから抜けるまでの期間が他の部位よりも長い部位です。指や手の甲に生える毛もだいたいこのくらいの周期で生え変わっていきます。

ワキ

人気の脱毛部位であるワキの毛周期は約４ヶ月です。

自己処理をしている方は特に「昨日の夜剃ったのにもう気になる……」と思うことも多いかと思いますが、それもそのはず。ワキは髪の毛に次いで伸びるのが早い毛で、一日で約０.３㎜成長します。

VIO

VIO部分の毛周期もワキと同じく４ヶ月ほど。毛の伸びるスピードは比較的遅いですが、毛が肌表面に出てきてから抜けるまでの期間が長い部位です。
VIO脱毛についてはこちらもチェック！

脱毛は成長期の毛に対してアプローチするもの

施術と施術のあいだを空ける理由

脱毛サロンに通うとき、施術と施術の間は2ヶ月～3ヶ月ほど空ける必要があります。その理由に深く関わっているのがこの毛周期。

サロンで用いられる光脱毛は、毛のメラニン色素に反応する光を照射することで毛根にダメージを与え、毛を生えにくくする脱毛方法です。そのため、毛と毛乳頭が離れている退行期・毛が抜け落ちている休止期に照射しても意味がありません。

頻繁すぎても空けすぎてもダメ！

毛周期を無視して頻繁に照射してしまうと、きちんと脱毛効果が出ないだけでなく肌へのダメージも蓄積します。
また、施術と施術のあいだが空きすぎるのもNG！「忙しくてなかなか脱毛に行けない」という方は、適切な頻度で施術が受けられるようにサロンやクリニックによく相談してくださいね！
脱毛に行く前にはしっかり自己処理しましょう！